はじめに
2024年6月12日に、ブログ開設10ヶ月目にして、ようやく月間PVが10,000を超えた。
今回は、月間PV10,000達成までに何をしたか、振り返りながら備忘録を記載。
ちなみにPV毎のブロガー番付表というのがあるらしく、月間1万pv以上は下から3番目の「ノービス」なのでようやく初級を脱して、土俵に上がってきた感じ。
各種データ:ユーザー数推移・記事数
まず、ブログ自体は、2023年8月に開設したので月間PV10,000に達成するまでに10ヶ月弱かかった。
ちなみに、ユーザー数の推移がこちら。
計測し始めたのが昨年末からだったので、その時からの推移になるが、1月末から3月中旬まで月間PV2,000で横ばいだったが、その後また伸び始めたことがわかる。5月以降は少し加速してきている。
投稿記事数は、合計240記事。
2023年8月のブログ開設以前の投稿記事があるが、これは、noteに以前記載していた記事を移植してきたため。
2023年11月くらいから本格的に記事をコンスタントに書くようになっている。
2024年5月は、1ヶ月で47記事と、1日1.5記事以上のペースで記載しておりキチガイだった。
サーチコンソールによる検索結果のパフォーマンスは下記。
インプレッション数増加に伴って、合計クリック数も右肩上がりに増えている点は良い。
しかし、これに平均CTRを重ね合わせると、若干落ちてきているのがわかる。平均掲載順位は変わらず。
本ブログは、特化型ブログではなく、自分が興味ある分野(起業・開発・マーケ・心理機能・読書etc)を五月雨式に記載している雑記ブログなので、その点でPV数が上がりづらいという前提はある。あと、ブログは本業ではないので、あくまで自分の備忘録的な要素が強い。
本来PV数・収益を最大化するのであれば、自分が得意な分野に特化して(ハードウェアならハードウェア、マーケならマーケ、株式投資なら株式投資など)、検索ボリュームの多いキーワードから逆算して記事を投稿していくのが効率良い。
あと、ドメインパワーの強い3rdパーティー(note, はてな, アメブロなど)上でのブログ記載も考えたが、栄枯盛衰がありそうなのと、自由度高くサイトをカスタマイズしたかったのでWordPressで自前で構築することにしたので、その点のビハインドはある。今もまだ、このサイトのドメインレーティングは2である。
PV2000まで(2024年1月)
ブログ投稿方法の型化
まず、どのようにしてブログを書くのを習慣づけるか、ネタをどう恒常的に探すか、毎日苦ネタがあるのか、投稿までをどう効率化するかなどを模索。
まずネタ探しに関しては、幸いなことに?、開発中のネコ型ロボットの開発記録や、時事ネタで書きたいことなどすでに合ったので、途切れることはなかった。
ブログをどう効率的に記載するかに関しては、NotionとWordPressを連携することで、ブログネタをNotionに書き溜めればよく、楽になった。
最初の頃は、3,000字記載するのに1時間くらいかかっていたが、慣れてくると30分くらいで書けるようになった。
各種SNSでのマーケを型化・自動化
ブログを投稿した後は、周りに知ってもらう必要があるので、自分のSNS(Facebook, LinkedIn, X, note)で投稿することまでを一連の流れとして行うことにした。
下記のような感じ。
LinkeIn
Note
X
Noteは、ブログ記事の最初の1000-2000文字くらいを切り出して投稿し、続きはこちらでと記載して、ブログに誘導するようにした。
また、Xに関しては当初手動で投稿していたのだが、投稿をBotに組み込むことで
- 自分が寝ている間も定期的に投稿
- 過去記事も定期的に投稿
するようにした。
GASを使って、スプレッドシートからXに自動投稿するX Botの作り方に関しては、下記3ステップの記事で記載している。
というわけで、新しくブログ記事を書いたら、X Bot投稿用に150字くらいを切り出したX投稿用のコンテンツを5-10くらいスプレッドシートに記載するまでを一連の流れで行なっている。
上記SNSへの投稿やX Botコンテンツ記載などで15分くらい。
なので、1ブログあたり、記載と投稿・シェア含めて45-60分くらいを1日割いている感じになる。ちなみに、ブログの投稿時間は意識していなくて、書きたいと思った時に書き上げた段階でそのまま投稿するようにしている。本当は投稿時間まで最適化した方が良いと思うのだが、本業ではないしシングルタスクにならない方がデメリットあると考えて、その場で投稿とシェアまでするようにしている。
PV4000前後(2024年4月)
タイトルの見直し(重要キーワードを左に寄せる)
タイトルに関しては、完全にユーザーのニーズに合わせたものというよりは、自分がアピールしたいタイトルを今までは使用していたが、タイトルを改善。
例えば、下記タイトルの場合は、おしゃべり猫型ロボット「ミーア」に関する開発記事ではあるのだが、ユーザーニーズとしては「ミーア?何それ?知らんがな」という状態だと思うので、より汎用的な機能紹介のタイトルへと変更した。
Before:【ミーア】Go言語でGoogleのCloud TTS APIを使って、テキストから音声合成し、AWS S3にアップロードする
↓
After:【Text-to-Speech × Go】テキストから音声合成し、AWS S3にアップロードする
上記タイトル変更を行う際に、ユーザーが検索しそうなキーワードでgoogle検索を実施(例えば、本記事の場合、「go google 音声合成」など)
そうすると、関連性の高い検索として、下記の8つが表示された。TTSではなく、text-to-speechとしてタイトルに記載した方が良さそう、とか、aiなどのキーワードも良さそうなどがわかる。
開発系の記事に関しては、【】の中身をプログラミング言語に変更した。
SEO対策でのタイトルの重要性と押さえておくべきポイントに関しては、こちらの記事で記載。
内部リンクを貼る
それまでは、ただブログ記事を作成して投稿したらそれで終わりとしていたが、PV4,000を超えてきた段階で、下記のように、記事内での内部リンクを積極的に貼るようにした。
過去の記事も全て見直し、関連しそうな記事の場合には記事内に内部リンクを貼った。この記事の場合もそうである。
PV6000前後(2024年5月中旬)
MBTI関連記事を記載
当初はSNSでのシェアからの流入が多かったが、PV数が増えるとともに、次第にオーガニックの流入が多くなってきた。
また、基本的には金土日でさがり、そのほかの平日でオーガニックからの流入が上がる傾向にあった。これは、自分のブログがハウツー系や開発系の記事が多かったので、仕事中に検索している人が多いからであろうと推測。
例えば、Figmaに関するこちらの記事が最もよく見られているのだが、これもハウツー系なので土日の休みの日に検索して記事見るのは想定しづらい。
一方で、単なる読書感想の記事やMBTI関連の記事は土日にもアクセスが一定数あったので、平日用と土日用は分けて考えた方が良さそうと判断。
元々、MBTIに関しては興味があり、noteとの相性が良い(noteでMBTI関連の記事を書いている人が一定数いるので、noteにブログ記事の一部を切り出すのは呼び込みとして良さそう)と思ったので、少し大変だったがMBTIの16パターンの記事を全て記載した。
MBTIの記事は、各MBTIの解説記事を記載すれば内部リンクが貼りやすく(あるMBTIの苦手な部分が別のMBTIの得意部分であったりするので)、レバレッジ的にも良かった。
下図右側はnoteの月間でのアクセス状況だが想定していた通り、MBTI系の記事は反応が良く、みんな自分のMBTIのタイプを読みたいだろうという仮説は当たった。
元々MBTIは興味あったが、基本的に自分のMBTIや関心のある他の2,3のMBTIに関する記事を読んでいただけだったので、記事を書くにあたり、原著であるユングの「タイプ論」や「MBTIへのいざない」などを読むことで他のMBTIのタイプについても深く知ることができ、自分にとっても勉強になったのもよかった。
MBTIの記事を書いたことで、土日のオーガニック件数の減りが少なくなり、PV数の伸びが加速した。
PV9000前後(2024年6月初旬)
Polylang Pro + DeepLで多言語化を本格開始
特に開発系の記事は万国共通なので、英語化したほうがインプレッション数も伸びるだろうという仮説のもと多言語化を検討。
とはいえ、どう楽に翻訳精度高く多言語化を進めるかで手法をいくつかリサーチし、最終的にはPolylang Pro + DeepLで落ち着いた。
今は、過去の日本語記事も含めて、1記事あたり3分くらいでDeepLで英語化しており、1日10記事くらい(30分くらいの作業)をGoogleにインデックス登録申請しているところ。PV数でまだそれほど効果は出ていないので、もう少し時間がかかりそう。
ブログ記事のツイートをタイムツリー形式に変更
こちらもまだ検証中だが、ブログのツイートをタイムツリー形式での投稿も追加。
よくXでニュースレター系の記事を投稿する際にタイムツリー形式で抜粋連ツイして、続きはこちらで最後にニュースレターのサブスクに誘導している投稿を見るが、それを参考にして。
まだそんなに連ツイ投稿をしていないので、効果のほどはなんとも言えないの。
今後やること
英語の記事をもっと伸ばしたいので、Medium(Noteの英語版)に抜粋投稿するのを検証したい。
試しに、1記事、一番日本語で反響の良いFigmaのコメントノートプラグインに関する記事の英語版の一部をMediumにポストしてみた。
後は、今まで通りブログを継続投稿すること。
一番肝心な、PV2,000で一旦定常状態だったのが、なぜまた上昇し始めたのかを思い出せないのだが、当時を振り返ると「PV2,000で横止まりしたなぁ。まぁ雑記ブログだしこんなもんか」と思っていた記憶がある。
それでもコンスタントにブログ記事を投稿していたら、1ヶ月半くらい経過してから、また伸び始めて、「あれ?また伸び始めた?なんで?」と思った記憶がある。単に投稿数だったのか、他のトリガー要因があったのかが思い出せないのだが。まぁ、継続は大事なのだろう。
あと、実際にたくさんブログ記事書いてみて気づいたのは「100%の状態にしてから記事公開ではなく、まだ書き足りてない部分や修正箇所ありそうだなと思った状態でも一旦書き上げたらその場で後悔して、公開後に適宜修正するのが良い」ということ。0→1のプロダクト開発と同じで、一旦リリースしてから後から修正していくで良い。逆に完璧主義すぎるといつまで経っても記事を公開できないことになる。
あと、google seo的にも記事の鮮度は重要視されるので、リリース後に適宜修正を加えていくことは更新日時の更新にもつながるので理にかなっている。
またこの記事をリリースした後に気づいたのだが、Notionアプリにタイピングで入力するよりも、Voice Inという Google音声認識拡張機能を使って音声入力した方がはるかに時短になることに気づいたので、今後は音声入力にしたいと思う。それに関する記事はこちら。