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【起業】資本金増加の手続きを自分でする際の手順と注意点

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はじめに

先日久しぶりに資本金増加の手続きの書類を自分で作成して法務局に提出したところ、案の定?不備が見つかり、法務局から電話が来て修正を求められたので(懇切丁寧に教えてくださった)、備忘録として記載。

前の会社でも同じ書類を作成していたのだが、そんなに頻繁にするものでもないので、毎回忘れてしまい、同じようなミスを繰り返している気がする。。。

今回は、取締役会非設置会社の場合の例で記載する。

オンライン申請と書面申請の2つがあるが、今回は書面申請で行ったので、書面申請で記載。

書類作成は、そんなに難しいものではなく、簡単な資本金増加だと30分もあればできてしまうので、自分でチャチャっとやってしまった方が良いのと、修正があったとしても担当者の指示通りにやればOK。

募集株式発行の登記申請に必要な書類(取締役会非設置会社の場合)

必要な書類は下記の6つ

  • 会社変更登記申請書(表紙みたいなもの)
  • 株主総会議事録
  • 株主リスト(増資前の株主リスト)
  • 募集株式の引受けの申込みを証する書面又は総数引受契約書
  • 資本金の払込みがあったことを証する書面(通帳のコピーを綴じたもの)
  • 資本金の額の計上に関する証明書

資本金増加だけでこんなに書類必要なの!?という感じだが、流れを説明すると

「資本金増加しますよという株主総会を開く(+その時の株主リスト)
→新規株主が株を引き受けることを申し込む(募集株式の引受け申込)
→(実際に会社の銀行口座に増資分を振り込む)
→実際に支払いがあったことの証明書+通帳コピー
→資本金増加完了(証明書)」

という感じで、各ステップでの書類を作成して提出。

登記申請書および申請書以外に必要な書類テンプレートは、法務局のWebサイトでダウンロードできる。

PDF

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/COMMERCE_11-1.html#1-20

Word

https://houmukyoku.moj.go.jp/homu/content/001254612.doc

ちなみに、資本金増加に関する書類だけではなく、株式会社や合同会社、NPO法人、医療法人、不動産などさまざまな企業形態の各種書類(設立・事務所移転・解散・役員変更などなど)もテンプレートを用意してくれているので、まず法務局のサイトに行って必要書類とフォーマットを確認するのが良い。

申請書様式をダウンロードできるのと、ダウンロードした申請書類に注意点など細かく記載してくれている。

最初、必要書類の書式を法務局のWebサイトからダウンロードしないまま、ChatGPTに「この6つの書式作成して」とプロンプト投げたら、出力してくれたので、そのまま提出したところ、書式が違うということで(本質的な内容は同じなのだが)、再提出になったので、法務局のwebサイトからダウンロードして作成した方が良い。

注意点を備忘録的に箇条書きで記載

  • 株主総会と、募集株主引き受け申込証明書は、実際の払込日より1日以上前で記載しなければならない。同日は会社法上ダメ。
  • 募集株主引き受け申込証明書は、新規株主の印鑑が必要だが、こちらは電子印鑑(クラウドサインなど)でそれを印刷した書類でも問題なかった
  • 株主リストは、増資前の株主リストを記載。増資を行う株主総会議事録の際の名簿なので、当たり前だが増資後のリストは書けない。
  • 捺印は、2024年7月時点で、まだ必要。会社の代表取締役印。法務局の担当者側でも訂正できる(全部できるわけではないが)ように、各書類に対して、捨て印含めて2つ捺印しておくとベター
  • 書類の修正も郵送で可能。その場合は、受付番号を記載(法務局の担当者から言われる)を封筒のわかるところに記載。そうすることで、どの会社からの申請かが法務局側ですぐにわかる。
  • 窓口では書類の中身の不備までは確認しない。必要書類が揃っているかどうかを確認するのみ。
  • 印紙代:30,000円(3万を超える場合:資本金の額の増加分に1000分の7を乗じた額)→窓口で買える。

オンライン申請にそろそろ切り替えた方がいいと思いつつ、まだできていない。そろそろやろうかな。

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