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【仕事効率化】重い仕事との向き合い方。思考と作業を7:3に分離

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これ、丸1週間かかりそうだな。締め切り近づいているな。気が重いわぁと思わず身構えてしまうタスクをどう消化していくか?

例えばこんなタスク

  • 例えば、画面が50個以上のモックアップを3日以内に作成しないといけない
  • 50枚以上になりそうなスライドを1週間以内に作成しないといけない
  • XXXという新しい機能を2週間以内に実装しないといけない

イメージとしては、ちょっと無理そうなランニングを始める時と似ている。普段3km走っている人が、10kmを走らないといけない時に、家から外に出て走るまでに身構えてしまう感じ。

色々と個人的に試行錯誤してきた中での現状解をまとめておこうと思う。

方法論と前提知識として持っておいた方が良いことの2つに分けて記載。

重たいタスクの消化方法

リサーチと思考と実装の分離

まず、タスクが重たいので、分解したいわけだが、自分の現状の最適解はリサーチと思考と実装の3つに分離。

特に、前提知識が不足していて解決策が浮かばなくて、どこから手をつけたら良いか分からないという場合はリサーチから始めることがほとんど。

例えば、新しい機能を実装する時、プレゼン資料を作成しないといけない時など、いきなり書き始めるのではなく、アウトラインのさらに元となる情報収集のみにまず時間を当てる。

そして、ある程度情報収集できたと感じたら、思考してアウトラインだけ書く(頭の中だけで処理しても良いが、自分の場合は忘れるのでメモだけ簡単に残す)。

このリサーチと思考に関しては、睡眠時間を十分に確保できた時の頭が働いている午前中に行う。この際(これに関わらず仕事全般だが)、マルチタスクは行わない。シングルタスクにする。

今日の午前中は「AもBもCもやって」ではなく、「重たいタスク1つのリサーチのみを午前中3時間かけて終わらす」という方向性。

その場合、

  • カレンダーの予定はブロックして通知は全て切る(そもそも自分の場合、午前中に予定を入れたくないので、全部ブロックしてしまっているが)
  • スマホは近くに置かない:目に入るだけで集中力落ちるという記事を見たので

とする。

睡眠が取れなかった時は午前中は頭働かないことがわかっているので、午前中は捨てて単純タスク(メール返信・皿洗い・洗濯など)に割り当てる。思考系は午後に回す(午後に頭が回復することを祈って)。

ちなみに、こちらの記事では、エネルギーの高低に応じたタスクを2段階ではなく、3段階に切り分けている点がなるほどと感じた。

https://www.lifehacker.jp/article/2310-tinyhack-make-morning-routines-for-each-situation/

思考と作業の時間は分けるが完全に分けない。7:3

上記で書いたことと逆説的になるが、思考と作業の時間は分けるが、完全には分けずに柔軟にしておく。最初からリサーチと思考の段階で100%見通しを立てるまでやろうと身構え過ぎてしまうと、そちらに時間を割き過ぎてしまって、手を動かすのが遅くなってしまう。
大体このくらいで、手をつけられそうだなと思ったら、思考とリサーチは切り上げて手を動かし始める。

  • イメージとしては7割3割くらい。紙に書いて図として整理したりしなら思考して、骨格だけは頭の中にイメージできるまでにするのにまず時間をさく
  • 手を動かしながらアイデアが降りてくることがある。これは、やり進める中で、気づいた課題をベースにリサーチすることで新たな解決法の気づきを得られるというパターン。事前にその時点で完璧だと思ってリサーチしていても、途中で新たな気づきを得られるパターンが3割くらい必ず起こるので、最初から思考の段階で100%は持っていかない。

ランナーズハイ状態の時に、できるだけ進める

マラソンと同じで、タスクをやっていくうちに、ランナーズハイ状態で集中して進められる状態になることがあるので、その時のゴールデンタイムを逃さずに、できるだけ進める。

ランナーズハイ状態の時は、トイレ行くの面倒・食事するの面倒(そこまで極端になるかは各人によりそうだが)となるので、そう思えてきたら、ランナーズハイに入ったと認識して、できるだけ進める。

とはいえ、ランナーズハイはいつまでもは続かない(長さは個人差あると思うが)ので、一旦切れてしまったら、「今日はここまででおしまい」と割り切って、明日の朝に回すか、一旦寝たり、体動かしたりして、その後でまた取り組む(自分の場合は、一旦切れてしまったら、午後や夕方以降その日のうちで復活することはほとんどないので、諦めて明日に回す)。

詰まったら、人に聞きまくる

プロダクトの仕様の確認や、開発で15分ほど調べてみたけど分からん!などとなった時は、人に聞く。

自分の課題を見ている視点が狭まり過ぎていて、他の可能性を排除している可能性が往々にしてあり、他者からの違う視点からすると「あ、ここが間違えている」「ここはこうした方が良さそう」などとすぐに解決先を提示できることがあるので、詰まったと感じたら人に聞く。もしくは自分で調べるかChat GPTに聞くか

前提知識として知っておいた方が良いこと2つ

これは、例えば、タバコを吸いたい気持ちは2-3分しか続かない・怒りの気持ちは6秒しか続かない、など、前提知識として持っておいた方が良いことを指す。

・タバコを吸いたい気持ちは2,3分しか続かない
→炭酸水を飲む・ガムを噛むなどその時をやり過ごせられれば良い(という解決策に結びつく)

・怒りの気持ちは6秒しか続かない(6秒ルール)
→深呼吸する+怒る原因の7割は自分の痛いところをつかれている場合なので、なぜ自分はそう思ったのかに思考を瞬時に切り替えるように持っていく(などの解決策に結びつく)

重たいと身構えていたタスクのほとんどは、実際はそんなに重たくない

このタスク、重たいなと身構えてしまっているタスクを重たく感じる理由は、タスクの見通しが立っていなかったり、実行可能な工数にまで分解できていなかったりという状態のために、全体としてなんとなく大きく見えてしまっているということがほとんど。

綿菓子みたいなものである。

先ほどあげた消化方法で、リサーチと思考の部分を終えて、タスクの目処が立つ・アウトラインを記載できた段階になると、「あれ、このタスクって想定していたより重たくないじゃん」となることがほとんどである。

なので、これを前提知識として持っておくことで、重ためのタスクを始める前の二の足を踏んでしまって、納期が迫ってもっと大変になるという悪循環を防げると思う。

やる前はモチベーションが低くても、やっていくうちにランナーズハイになっていくことがある

特に重たいタスクの場合、自分の頭の中でタスクを肥大化してしまっていることもあり、やる前はモチベーションが低くなることもある(内容にもよる)。

ただ、ほとんどのタスクは、やっていくうちに、新しい発見があったり、作業自体が効率的にできるようになってスイスイ進むようになったりして、楽しくなり、ランナーズハイになることが多い。その状態に入れることが多いことを知識として知っておく。

そもそもモチベーションなんかで左右されるなという意見もあるとは思うが。

その他

フィードバックを繰り返す

自分の場合は、細かいタスク10個を1日に全部タスク消化できた時よりも、重ためのタスク1つのうち、リサーチ or 思考 or 実装 のみでもよいので、どれか1つを終えた時の方が、その日を振り返って「今日は充実してたな。一歩前進した」という満足感を得られるので、そのようにフィードバック(刷り込みかもしれない)を繰り返している。

後、自分の場合は、重たいタスクは、本当に調子の良い時は1日に2つ進められる時もあるが(午前1つと午後1つ)、ほとんどの場合は午前1つで力尽きてしまうので(訓練が足りないのかもしれない)、1つ進められたら、「今日はもう1つ重ためのタスク進められたんじゃないかなぁ?」と思うのではなく、「今日はメチャ頑張った!」と思うようにしている。

結局は、自分のパフォーマンスとメンタルを、いかにメタ認知して、「自分にとっての」最適な状態を作るかに帰結する。

作業を効率化するツールは、別時間を使って定期リサーチ

仕事とは別になるが、作業を効率化するツール(最近だと、ChatGPTプラグイン関連が多い)は、作業中にリサーチすることもあるが、仕事以外の別時間で暇な時にtwitterなどをブラウジングして定期リサーチしてストックしている。自分が効率化大好きなタイプなので、そういう情報を見るのが楽しいというのもあるが

特にGPT関連は情報量が多く、アップデートも早いので、定期的にブラウジング中。それでも情報量的にフォローしきれていないところも多いが。

作業ツールを使えば、例えば、記事のタイトルや画像なども自動生成してくれて作業効率が3倍になるなど、知らなかったがために時間をめっちゃ使ってしまうこともあるので、こちらは別時間を使って収集している。

例えば、figmaプラグインのhtml.to.designなども、知ってるのと知らないのでは作業効率がだいぶ変わってくる。

ChatGPTのプロンプトを工夫するなども重要

もっと良い方法が今後見つかるかもしれない。

P.S. 今回のブログの記事が、テキストばっかりだったので、画像を初めてDALL・3で生成したのだが、面白い画像を提示してくれて、楽しかった。

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