方言を話すおしゃべり猫型ロボット『ミーア』をリリースしました(こちらをクリック)

【ミーア】CapCutでショート動画を大量生成してSNSマーケを行う

capcut-short-clip
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はじめに

2024年6月11日に、方言を話すおしゃべり猫型ロボット「ミーア」をリリースした。

https://mia-cat.com

初日は、自分のSNSアカウントで告知したのみで、どのくらい注文が来るかわからなかったのだが、15件で落ち着きそうなので、次の施策としてデジタルマーケを行う。

本来であれば、スタートアップのマーケ戦略でいくと、プロダクトリリース前にプロダクト開発と同じくらいにマーケも注力すべきだったのだが、手が回らなかったのと(言い訳)、初回の自分のSNS告知でどのくらい購入が来るかわからなかったため、後手になってしまった。

実際には下記「トラクション」に記載してあるように、下記アプローチが正しい。

良いサービスを作れば1人でに売れるということはない。起業家は特に技術ありきの場合は、マーケティングが疎かになってしまう。起業家は、開発に50%、トラクション獲得に50%の時間を割くべきサービスをリリースする前の開発段階でも開発のみに注力するのではなく、どのように顧客獲得も進めていくかを同時進行で考えるべき。ベータ版をリリースしてから、マーケティングを考えますでは遅い。

どのデジタルマーケ戦略で行うか?

私は基本的に少人数の組織で開発・マーケなど行いたいので、デジタルマーケもできるだけ省力化して、自分の開発の片手間に回すくらいで行いたい。

今までに幾つかのサービスでデジタルマーケを行ってきた。

最初に創業したサービス、メルプWEB問診では、コンテンツマーケとして1日1記事、3ヶ月で100記事記載したことで、徐々にインバウンドでの問い合わせが来るようになった。

また、次に立ち上げたサービス、医師向けの薬剤比較アプリ「イシヤク」ではSNS(主にX)を中心として、薬剤まとめ情報をbot化してXに投稿してSNSのフォロワー数を伸ばした。

途中で、薬剤のまとめ画像が反響があることに気づき、注力したところ、Xアカウントが1.8万フォロワーくらいまで伸びるようになった。

さて、今回はどうするか?

メルプWEB問診の時のように、ミーアに関する記事を量産してコンテンツマーケするのは分が悪い。正確には検索ボリュームを「ペット・ロボット・癒し」などで見ないといけないが、直感的にはキーワードが浅く広すぎて、刺さらなさそうなのと、メルプのSaaSの時のように機能を説明する記事を量産できる感じでもない。

WEBマーケよりはSNSマーケが相性が良さそう。その中でも

  • ショート動画→TikTok, インスタ, Youtube Short
  • キャラのイラストと、面白い一言フレーズ→X・インスタ

という二段構えが良さそう。

というわけで、今回はショート動画を量産して各種SNSに投稿する流れについて見ていく。

ちなみに、参考にする動画は、Eilikというロボット紹介動画。インタラクティブで可愛い。
https://www.tiktok.com/tag/eilik

ショート動画を撮影

これは、別にショート動画を意図したわけではないが、ミーアは頭を撫でることで話すフレーズが都度変わる仕組みになっている。

というわけで、撮影用のスマホを固定して、録画ボタンを押し、片方の手でミーアの頭を撫でてミーアの目が動き、喋っている様子を撮影し、ワンフレーズごとに録画停止して、また再開して次のフレーズを喋ってというのを繰り返していく。

1分もたたずして下記のように3つの動画を撮影した。

このオリジナル素材をもとに修正していく。

CapCutで動画編集

今回はCapCutのデスクトップアプリを使って動画を編集していく。

CapCutには字幕の自動生成機能があり、日本語にも対応しているので、自動キャプションでテロップを作成する。

今回は博多弁のフレーズ。

実際のフレーズが「ちゃんと聞いとーと?」だが、AI生成されたキャプションは「ちゃんと聞いておこう」になったので、修正する。

正確な文字起こしになっていないのだが、AI自動キャプションの良いところは、文字起こしの正確さというよりも自動キャプションの秒数の範囲が正確なところ。

これを、手作業でテロップ入れようとすると、どの秒数で表示するかを手動で調整しなければいけず、こちらが結構大変で時間がかかってしまう。なのでAIで自動キャプションを生成して、文言のみ正確でない場合は修正するというアプローチが現状最も効率的。

そして、キャプションのフォントサイズとテキストのスタイルを下記のように修正。

今回のフレーズが博多弁なので、博多弁を左上に常時表示する。

これで、わずか4秒のショート動画作成終了。

終えたら、画面右上のエクスポートをクリックして動画を保存する。

ちなみに、そのままTikTokとYouTubeのアカウントと連携をすれば、そのままショート動画投稿も可能。

TikTok, YouTube, Instagramに動画投稿

作成したショート動画をTikTok, YouTube, Instagramに投稿する。

まずは、アカウント作成を済ませる。

TikTok

YouTube

https://www.youtube.com/channel/UCBYihf_vQC-8O5R0H0iEnGA

Instagram

https://www.instagram.com/miacat0610

のようにアカウント作成した。

ついでに、Xも開設

動画投稿

その後TikTok, YouTubeに動画投稿。

下記のようにタグをつけて動画投稿。タグに関しては今回はあまり調べずに適当につけたが、今後チューニングが必要。同じタブをYouTubeショートとインスタにもつけていく。

無事、動画アップロードされた。

まずは、このスタイルの動画で4,5日くらい回して見て反応見て、芳しくなかったら方針変える感じで。
こんな感じで、まずは量が大事なので、バンバン作成していく。

TikTok
Instagram
YouTube

その後、色々と試行錯誤して、

CapCutで無料音源を添えて動画を作成し、エクスポートの時点でTikTokと連携してTikTokに自動投稿
→TikTokに投稿された動画をシェアする形でインスタに投稿
→YouTubeショートはCapCutからエクスポートして直接連携して投稿
の流れが一番手間がかからないことに気づいた。

あと、この場合はインスタに投稿された時に、TikTokのマークが動画内につくのとリールの最後にTikTokの案内も入るので、インスタから訪れたユーザーがそのままTikTokにも流れてくれる可能性があるのも良い。

TikTok投稿動画をインスタにシェアを選択
リールに投稿
リールの最後に自動的にTikTokの案内が表示される。

静止画から動画 AI生成を使って、実用性に耐えうるショート動画を生成できるか検証した記事はこちら。

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