はじめに
情報過多の時代の情報収集。情報そのものの多さもだが、情報収集の手段も多様化しており、どのように効率よく情報収集すれば良いか悩ましい。
色々と試行錯誤した結果、現状の自分の方法を備忘録的に記載。
ポイントは
- 情報収集するタイミングを決める
- 活字でタイムライン形式で一気見:広く浅く→深く狭く
- できるだけ一次情報にあたるか、フォーカスする人を絞る
- 情報源をリストとして一元管理する
- できない日があったとしても、しょうがないと割り切る
情報収集するタイミングを決める
自分の場合は、朝起きてから最初の30分のみをニュース見る時間と決めている。
たまに、一つの記事が気になってさらに深掘りしてリサーチすることがあるが、その場合でも45分は超えないようにしている。集中力が持続しないため。
朝早い時は5時、遅い時は7時起床とばらつきがあるのだが、下記のpythonプログラムで、朝5時になると自動で、朝チェックしておくべきニュースサイトのURLを開いた状態にしているので、デスクに着いたら、開かれているURLを見るところから始まる。
起床→洗顔→コーヒー入れる→デスクに向かう(ここまで5分)→ニュース見る という感じ。
他の選択肢を挟まないように(朝一番何しようかなと考えないように)している。
できるだけ一次情報にあたるか、フォーカスする人を絞る
入ってくる情報量が多すぎるので、情報源を絞る必要があり、正確性という観点では一次情報に当たるのが望ましい。とはいえ、一次情報となる英語の文献や論文を毎回全て読めるかというと、時間的に厳しい。
なので、その一次情報のリンクを基本添えてくれて、要約を解説してくれる人をフォローするようにしている。
SNSでは、インプレッション稼ぎのために、たとえばGPT関連の新機能が出たりすると 「これはすごい!業務効率化爆速間違いなし」 「もうOpenAIの独壇場は終わり?Claud3必見」
などと、若干煽りタイトルでユーザーを釣ろうとするのをよく見かけるが、ソースを添付していなかったり、実検証を伴っていなかったりで、実際試してみると、それほど日本語の精度良くないじゃんなどとなったり、反証のリツイートがされたりしているので、そういうのはフォローしない。
ちなみにGPT関連に関しては、自分の場合は、下記2人のみフォロー中
- Youtube:にゃんたのAI実践チャネル
- X:チャエン
にゃんたさんのyoutubeでのAI関連に関する記事は、速報性とエンジニア目線で精度が高く、実際にOpenAIのAPIを使う場合のコーディングなども記載してくださっているので、プログラミングを書くという点でも参考になるのが多い。
チャエンさんは、有名なAIニュースの発信者で、投稿量が凄まじいので、Xでも全部は追いきれていないのだが、情報の速報性と正確性の両方を兼ね備えている。
また、たとえば、ハードウェアだと「ガジェット大好き!!」さんのみフォローしている。電子回路やPCBに関して詳しく発信されており、かつ、自分が今開発中の猫型ロボットで必要となる技術と近しいので。
という感じで、各テーマ(金融・IT・AI・ハードウェア etc)ごとに2-5名くらいフォローする人を決めて、Xのリストにしている。
情報源をリストとして一元管理する
自分の場合は、NewsPicksとXのリストの2つに集約して情報管理している。
NewsPicksのキーワード設定
NewsPicksは、キーワード設定ができるので、興味あるキーワードを登録しておくと、マイニュースというタブで、登録キーワードにヒットした記事のみタイムライン形式で表示されるので、スクロールしてまずはタイトルのみ見ていく。
そして、興味ありそうなタイトルがあれば、クリックして中身を見ていく。1日で5記事くらい。
今日は、こちらの、SeriaとDAISOの比較記事などがヒットしたので、内容読んだりした。
個人的にNewsPicksの良いところは下記
- 記事だけではなく、さまざまな人のコメントが記載されている(多様な見方が参考になる)
- オリジナル記事・特集記事の精度が高い。ノイズが少ない。
気になった記事は、それに対するコメントもざっと読むようにしている。
Xのリスト管理
こちらがメインになるが、NewsPicksの他に使っているのは、Xのリスト。
先ほどの、自分の興味ある分野別にフォローしたい人やニュース記事の媒体などを1つのリストに入れて、そのリストで表示されるタイムラインを、朝起きたら1日分(前日からの更新分)だけスクロールして見るようにしている。
以前は、下記のようにトピックごとにXのリストを分けて管理していたが、リストごとの情報が絞れるのは良いが、複数のリストを毎日全て見るのが時間がかかり面倒になったので、今は、リストは1つにして、そこに複数のテーマ(IT・AI・スタートアップ・金融など)をごちゃまぜで全部入れている。
いまだと、Xの1つのリストに50弱のアカウントが入っており、1日で更新されるX投稿量だとおおよそ200くらい(正確に把握していないが)なので、こちらも起床後にスクロールしてざっと確認し、気になる投稿があったら、リンクをクリックして内容を見るか、時間がない時は、投稿をブックマークして、後で時間がある時に見返すようにしている。
ただ、ブックマークは、自分の場合は後から開いて内容確認することをほとんどしないので、できるだけその場で見るようにしている。
NewsPicks→Xリストとタイムライン形式で情報をスキミングして、気になったら詳細情報見るで大体30分くらい。30分でXリストの前日分まで辿り着かなかったら、それ以上は集中力がもたないので、打ち切りとする場合も多い。
新しい情報にどう触れるか?
と、ここまでざっと自分の情報収集方法について記載したが
- 信頼できるノイズの少ない情報源をどうやって見つけるのか?
- 新しい情報源はどうやって探すのか?
といった疑問が出てくる。
これに関しては、Xの「For you」タブを活用している。
やはり、速報性という観点ではさまざまなSNSの中でも現状Xがダントツと感じる。
「For you」は、従来のホームタブで、時系列を無視した順番でおすすめツイート(トップツイート)が表示されるもの。
followingとは異なり、自分がフォローしていない情報やアカウントでも、自分のフォロー情報からXがレコメンドする情報も掲載されている。
XのKPIとしては、フォロー・フォロワー数を増やすことも主眼にあるはずなので、情報に対するセレンディピティを用意しないと、スケールしない。言うなれば、本屋さんで新しい本に目が止まる仕組みと同じ感じ。
この「For you」タブに表示される関連情報の精度が低い・ノイズがうるさいなどの指摘があったりもするが、個人的には有用。
毎朝、リスト化されたfollowingの情報はチェックするが、時間が余った場合にのみ、「For you」タブを開いて、関連ある情報も確認。もし、有用そうな発信をしているアカウントがあれば、プロフィールをクリックし、過去投稿も見て、ノイズが少なく、一次情報のソースもリンクとして貼っていれば、新規リストとしてアカウントを追加する。
できない日があったとしても、しょうがないと割り切る
これは情報集のコツではなくマインドセットになるが、毎日朝決まった時間に起きて、ニュースを見ることができれば良いが、そうもいかないこともある。
睡眠不足だったり、起床時刻が遅かったり。その場合もできるだけニュースを見るルーティンは行うようにしているが、できない場合もある。
その場合は、しょうがないと割り切って、明日以降またニュース見れば良いかなとしている。義務ではないので。
終わりに
ざっくり、現状の自分の情報収集を振り返ってみた。
ここ半年くらいはこれで、うまく回っている感じ。
もし、皆さんのおすすめの情報収集がありましたら、コメントいただけますと幸いです。