【マーケ】FacebookピクセルをWordPress+WooCommerceに指定して、リターゲティング広告を作成する方法

はじめに

以前、「SNSマーケ：FB・インスタ広告リール動画の作成とA/Bテスト検証方法」に関する記事を記載した。

今回は、FB・インスタ広告リール動画を1度閲覧してサイトを訪れた人に対して、WordPress＋WooCommerceで、Facebook（Meta）ピクセルを設置し、リターゲティング広告を作成するための手順を記載。

Metaピクセルは、広告をクリックしたユーザーがウェブサイトにアクセスしたかどうかを追跡するためのツール。ウェブサイトの全ページにピクセルを設置することが重要。

リターゲティング広告では、ピクセルを通じて以下のようなユーザーの行動データを収集する

ピクセルがないと、ウェブサイトへのアクセスをMeta側で把握できず、「過去30日以内の訪問者」や「カート追加ユーザー」などのカスタムオーディエンスを作成できない。

というわけで、リターゲティング広告を作成する前に、まずはMetaピクセルをHPに設置する。

WooCommerceでの「カート追加」「チェックアウト」「購入完了」などのイベントを自動でトラッキングするため、「Facebook for WooCommerce」プラグインをインストールする。
「プラグイン」 > 「新規追加」で「Facebook for WooCommerce」を検索し、インストール・有効化。

有効化後、WooCommerce > 設定 > IntegrationでFacebookの設定を行う。Metaのアカウントにログインし、ピクセルとWooCommerceを連携する。

Metaピクセルヘルパー（Chrome拡張機能）をインストール。

ウェブサイトにアクセスし、ピクセルが正しく動作しているか確認する。

イベントが正しくトリガーされていれば、サイトを開いたときに「PageView」、買い物かごに追加した時に「AddToCart」などのイベントが表示される。

Facebook広告マネージャーの「データソース」からピクセルの状態をチェックすることができる。下記のように「PageView」「AddToCart」「Purchase」などのイベントが「アクティブ」で、受信できていることがわかる。

イベント設定ツールは、Meta広告マネージャーから特定のウェブサイトの要素（ボタンクリックやリンククリック）にイベントを追加するツール。
WooCommerceのイベント（カート追加、購入完了）は、Facebook for WooCommerceプラグインがすでに自動でトラッキングしている。そのため、Facebook広告マネージャーのイベント設定ツールで再設定する必要はない。
ただし、WooCommerceに関係しないボタンやページ要素をトラッキングしたい場合（例：「商品紹介動画の再生」「特定のリンクのクリック」）は、イベント設定ツールを使って追加のトラッキングを行うと良い。