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【ミーア】TiB SHOPポップアップストア展示で学んだこと(準備編)

tib-shop-prepare
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はじめに

さまざまな方言を話すおしゃべり猫型ロボット『ミーア』を開発中

https://mia-cat.com

東京都が取り組んでいるTokyo Innovation Base(TIB)で、6月28日(金)に開催された第5回TIB PITCHに参加して、運よくTiB SHOPコースに採択された。

8月25日(日)〜10月24日(木)まで東京都有楽町のTiB SHOPでポップアップストアとして展示になったので、今回はその準備で学んだことを記載したいと思う。

https://tib.metro.tokyo.lg.jp/posts/Hzm5TFJi

TiBスタッフの方と事前打ち合わせ

TiB SHOPとは、TiBの一環として、一般消費者向けプロダクト等を扱うスタートアップ企業が期間限定で出店し、テストマーケティングやプロダクトのプロモーションを実施できる場のこと。

https://tib.metro.tokyo.lg.jp/shop

株式会社丸井が、実施事業者として採択されており、TiBスタッフと丸井の担当者とポップアップストア展示の1ヶ月くらい前に対面で1時間ほど、下記項目に関して打ち合わせをした。

https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000003484.000003860.html

  • 来店者向けのアンケート(QR読み取り)の内容
  • ポップアップのレイアウトをどうするか
  • 訴求したい内容(toBとtoC)

あと、ミーアが小さいのに比して、今回の展示スペースが結構広いので、そのままミーアを置いただけではスカスカになってしまうのをどうにか考えないといけないですね。という話になった

また、事前準備としてやることリストの説明を受けた。データを期限までにクラウドにアップロードする形式。

この時点で、初のポップアップストアということもあってからか、「結構やること多いな。あと、想像以上に展示スペース広いな」という印象を持った。

fusion360で展示イメージを作成してフィードバックをもらう

実際にはお盆を挟んで、展示1週間前とギリギリになってしまったが(後々もっと早めにレイアウトイメージを提出すればよかったと反省)、プロダクトデザイナーの稲田さんがfusion360で下記のような展示イメージを作成してくださった。

自分はfusion360で3Dモデル以外にこのような用途があると知らなかったので、ビックリした。

今、蔦屋家電+(二子玉川)でも展示販売していたので、その時のtoC向けの販売のイメージでレイアウトを作成したところ、下記のようなフィードバックがきた。

https://mia-cat.com/notice/20240629-tsutayakaden-plus

1)レイアウト案拝見いたしました。
一般消費者向けの売場展開になりかねないかと思い、気になる点がいくつかございましたのでご提案させていただきます。

運営スタッフの視点となり恐縮でございますが、出展目的である①コンバージョン確認②ターゲット層検証③ネットワーキングを踏まえ以下をご検討ください。

『発見と体験のブース、かつ今後のビジネス拡大に繋がる場』

左側の什器
・スタートアップならではのブース展開(創業者の紹介、きっかけ)
・TiBならではのビジネス視点の訴求(開発ストーリーやどんな協業パートナーと出会いたいか)

右側の什器
・気軽に触れる体験コーナー明確化
・どんな方に対し、どんな価値があるかの訴求

あれ?もしかして担当者と自分との間で認識がずれているかも?と返信メールを受けた時点で思い、急遽オンラインミーティングを設定することに。

実際に打ち合わせをして、「企業の方が多く訪れるので、創業の思いや企業向けのどういった使い方ができるか、企業向けのパンフレットなどにも注力する必要があるので、レイアウト大幅に変更しないといけないな」と感じた。

ただ、この時点でが、展示3日前だったので、結構時間ないじゃん!ともなった。

ミーアカラーモデルとアクリル印刷を試してみる

今は黒・白2種類のミーアしか販売していないが、カラーバリエーションの検証としてTiBで展示したいと思っていたところ、つい最近JLCPCBがカラー塗装サービスを始めたことに気づいた。

Materialで「LEDO 6060 Resin」を選択して、Spray Paintingを選択すると、15種類くらいカラー塗装を選べる。

https://jlc3dp.com/3d-printing-quote

これは試してみよう!となり注文して届いたのがこちら。色によっては、ミーアと相性良いのもいくつかありそうと思ったのと、カラー塗装も想像以上に綺麗だったので、こちらも展示することに

また、TiBにはTiB FABという、ハードウェアスタートアップのためのものづくりコワーキングスペースがあり、そこでアクリル印刷ができるので、ご当地別(鹿児島・広島・大阪・博多)のデザインをデザイナーに作成していただいたのをアクリル印刷してみた。かなりいい感じ!

https://tib.metro.tokyo.lg.jp/tibfab

先ほどのカラー塗装の外観と組み合わせてみるとこんな感じ。かわいい!

せっかくなので、全部こちらも展示することにした。

当日1時間半前から設営準備

8月25日(日)の11時がOPENで、9時半から設営準備で入って良いとなったので、9時半に到着。 1時間半で準備できるかな?と少し不安になりつつも準備し始めた。

下記のまっさらな状態からパネルを設置していく。

途中で、USBC-USBAケーブルが足りないことに気づき、急遽ビッグカメラで購入。駅近に家電量販店あってよかった!

想定外の風対策

これは展示準備して当日わかったのだが、今回の展示エリアが、目の前からも来場できるようにドアが開いていて、そこから思いの外、風が入ってくるということ。

設置したパネルを立てかけているだけでは、風で飛んでいってしまったことがあったので、しっかりと固定する必要が出てきた。セロテープと両面テープを使って固定。

展示開始後に、都度改善

なんとか無事展示に間に合った。

カラーバリエーションのミーアを10体並べることができたので、スカスカな印象がなくなったのと、可愛い感じのポップアップ展示になったと思う。

ずっとキョロキョロ、ミーアの目が動いているのと、定期的にミーアが喋るからか、結構足を止めてみてくださる人が多くて嬉しかった。

まだ注文したポケットwifiが届いていなくて、方言の切り替えができないので、全部標準バージョンのミーアしか展示できていないなど改善点はあるが、こちらは後ほど対応することに。

スタッフの方から

  • ミーアでできることを記載したボードがあると、スタッフもお客さんに説明しやすい

とフィードバックをいただいたので、急遽A3パネルで作成することに

こんな感じで、右側最下段に設置した。だいぶ分かりやすくなったと思う。

私と入れ替わりで、前に展示していらっしゃった方にもお会いすることができて話伺ったところ、「スタッフのアドバイスをもとに、2ヶ月の展示期間中で4回レイアウト変更しました」とおっしゃっていたので、今後も適宜変更していこうと思う。

什器に関しては、当初A1やA2パネルといった大きいものを掲載するのを想定していて、全部で5万円くらいかかるかなと思っていたのだが、A3までのサイズで十分であることがわかったので、結構安く抑えることができた。おそらく全部で2万円もかかっていないかも。

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