はじめに
以前、こちらの記事で、SNSショート動画投稿に関する記事を記載した。
その後も、ショート動画は毎日1本ずつ、各種SNS(Instagram・TikTok, YouTube)に投稿しているが、今回はFB・インスタ広告の検証を行っていきたいと思う。
リール動画広告の作成方法と広告配信について記載する。
FB・インスタ広告の作成方法
Facebookビジネスマネージャーアカウントを開設
FB・インスタ広告はFBの広告マネージャーで管理することができ、広告マネージャーにアクセスできるようになるには、以下の2つのアカウントが必要
- 個人のFacebookアカウント: 基本的なアクセスには個人のFacebookアカウントが必要。
- Facebookビジネスマネージャーアカウント: 広告アカウント、ページ、役割を管理するために使用。ビジネスアカウントがある場合、広告マネージャーのアクセスも簡単に管理できる。
というわけで、ミーアのFBアカウントを作成し、その後ビジネスマネージャーアカウントも作成する。
こんな感じで、ミーアのFBアカウントを作成した。
https://www.facebook.com/profile.php?id=61561033287799
キャンペーンの作成
FB広告マネージャーにアクセスし、広告キャンペーンを作成し、下記を設定する。
- 広告フォーマットを選択(画像、動画、スライドショーなど)。→今回は動画
- 広告のテキスト、リンク、画像/動画をアップロード。
- コールトゥアクション(CTA)ボタンを設定。→今回はミーアのwebサイト
今回、広告フォーマットとして15秒のショート動画を下記のように作成してみた。
幅9:縦16で作成したのだが、実際にインスタで表示される広告では、動画下部に記載した文字テロップの一部が非表示になってしまっている。
メインテキスト・見出し・説明文の作成
広告に対して、メインテキスト・見出し・説明を設定することができる。
メインテキストは広告の上部に、見出しは広告の下部に表示される。メインテキストと見出しは各々5つまで作成することができるので、ユーザーの興味を惹きそうなテキストを下記のように記載した。
ユーザーに合わせて、FBがランダムに1つテキストをピックアップして、メインテキストと見出しを表示してくれる
メインテキスト
- 様々な方言を話すおしゃべり猫型ロボット「ミーア」
- 手のひらサイズの癒しロボット「ミーア」
- 100種類以上の表情で話しかけてくれる猫型ロボット「ミーア」
- 思わずクスッと笑えるロボに癒されては?
- (大阪弁)ビックリして変な汗出てきたわ。サウナか、ここほんま
見出し
- 公式サイトにて、税込み9,800円で購入可能
- 仕事や曜日別、健康情報など様々なフレーズで語りかけます。
- 【期間限定】蔦屋家電+(二子玉川)で展示販売中!
作成が完了したら、公開をクリック。
審査中→準備中→アクティブ(広告配信開始)
広告作成が終わり「公開する」 ボタンをクリックすると、 ステータスが審査中に変わる。 その後、 不備がない場合には準備中に切り替わりその後広告配信が開始されアクティブ状態になる。不備なければ広告配信開始まで1時間ほど。
広告の承認不承認はメールに通知が来る。
1日予算1000円で1動画1週間で検証
自分の場合は、SNS広告に関しては「まず1週間1日1000円で小さく回して検証」という方針にしているので、今回も1日予算1000円で開始。
最初、下記の動画で予算1000円で試し配信をしたところ、最初はCPC(Webサイトクリックまでの広告単価)が30円ほどだったが、その後徐々に最適化されて、最終的には3日くらいして10円近くまで下がった。
Google Analyticsでも、7/26 に、Facebook、 Instagram、広告配信を開始してから、Paid Social の欄が急増し、Webサイトへの誘導には大きく寄与したことが確認できた。
ただ、その後のエンゲージメント時間を見ると、サイト滞在時間が7秒と、他のソース(オーガニック検索・Referral・Directなど)と比較すると圧倒的に短いので、とりあえずリンククリックしてサイトを開いたものの、すぐに閉じたということが分かる。
また、キーイベント(今回は商品の購入完了)に関しては、広告配信開始してからは、0件なので最終的なKPIである商品購入には至っていない。
ちなみにCV(キーイベント)の設定は、WordPressでWooCommerceをECサイト構築で使っている場合には、「Google Analytics for WooCommerce」プラグインで簡単に設定できる。
https://ja.wordpress.org/plugins/woocommerce-google-analytics-integration
現在、価格9800円(税込)なので、単純計算すると10日間広告掲載して1商品売れればトントンで、それ未満の日数で購入に至れば費用対効果が上回ることになる。月額料金は現在設定していないので、単純な売り切りモデルでありLTVは9800円。
今後機能に応じて、月額プランを提供すれば、LTVが上がる可能性もあり、その分LTV/CPC(理想的には>3が望ましいが)の観点で、SNS広告に投下できる1日あたりの予算金額も増えるかもしれない。
P.S. その後、再度時間をおいてコンバージョンを確認したところ、広告キャンペーン経由で1コンバージョン(2台購入されていた)至っていたことが分かった。ソースはインスタ広告。リール動画経由でも購入までのコンバージョンに至ることを検証できたのは良かった。
2つの動画作成してCPC比較
次に、動画広告のABテストをしたいと思い、本日2つ目の動画を作成した。
1つ目の動画とある程度テイストを変えたいと思ったのだが、なかなか案が思い浮かばなかったので、そういれば、Bouncyさんが取り上げて作成してくださった下記の動画を参考にできるのでは?と思い、同じようなテンポの良い感じの動画を楽曲の選定とともに作成してみた。
テロップも、アニメーション風にして、動きがよりある感じの動画になった。
動画のみ変更して、そのほかの文言(メインテキスト・見出し・CTA)などは同じにして広告作成。
1日予算を合計1000円のままなので、各動画は500円に減らして検証開始した。
実際の広告レポートがこちら。
Bouncy風動画が、1日目にして、ミーアのWebサイトへのCPCが7円と、1つ目の動画の8円を若干下回っていることが分かる。
ちなみに、一番最後のすでに非アクティブになっている広告は、Bouncy風動画でCTAをインスタグラムのプロフィールにして午前中回してみた結果。思ったよりCPCが下がらなかったのと、実際にインスタのフォロワー数は増えなかったので、こちらは途中で断念し、CTAをHPサイトへと戻した。
数日後、再度結果を見たところ、Bounncy風ショート動画のCTR 9%、CPC5円とさらに下がってきたため、A/Bテストの結果、こちらに1日1000円の予算に切り替えることにした。
「FacebookピクセルをWordPress+WooCommerceに指定して、リターゲティング広告を作成する方法」に関する記事はこちら。