はじめに
様々な方言を話す。おしゃべりに小型ロボット「ミーア」を開発中。
以前、配送に関する記事をいくつか記載したが、今回は、 箱のサイズと送料の最適化を試行錯誤した過程について記載したいと思う。
今までは、SaaS だったりアプリだったりでソフトウェアの無形商材を扱っていたので、配送や梱包に関しては気に留める必要はなかったが、今回は初めての有形商材ということで、梱包のサイズや送料に関しても考えなければならない。
個装箱と外箱のサイズ
現在、ミーアは、中箱(個装箱)にミーア本体を入れて、さらに外箱という2段構えになっている。個装箱だけで配送したところ、緩衝材が少なかった問題もあったと思うが、スピーカーがとれたりといった問題が生じたために、外箱も用意することにした。
個装箱と外箱ともにダンボールワンを利用している。
個装箱
https://www.notosiki.co.jp/item/detail?num=DP1-SBOX02
外箱
https://www.notosiki.co.jp/item/detail?num=MA80-931
ミーア本体から考えると、どちらも少し大きすぎるのだが、ベータ版リリース時は一旦これで決定した。
個装箱には、ロゴと、保証書を印字している。
クロネコヤマトのWeb集荷
ヤマトの宅急便の基本料金
ヤマトの宅急便の基本料金はこちらで、調べることができる。
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/search/payment/simulation.html
今回、宅急便の60サイズ(2kgまで)になる。配送発地は関東。
平均して1100-1200円前後。
着地 | 基本料金 |
関東・中部 | 940円 |
関西 | 1060円 |
中国・四国 | 1190円 |
北海道・九州・沖縄 | 1460円 |
できれば、宅急便コンパクト(近場で720円、遠くて940円) で 送りたかったのだが、縦と横は問題ないものの高さが5cm未満が必要で、ミーアの奥行きがほぼ5cmのため微妙にアウトになってしまう。
というわけで、リリース直後の1ヶ月半くらいは、クロネコヤマトの宅急便の60サイズで配送していた。
ヤマトWeb集荷が便利
ヤマトはWebで集荷申し込みサービスがある。
https://www.kuronekoyamato.co.jp/ytc/customer/send/members/shuka
クロネコメンバーズでログインすると、 下記のような配送に関する入力画面が表示されるので、内容を記入すれば、集荷希望日時にヤマトの配達員が来てくれる。しかもWeb集荷依頼の方が持ち込みよりも少しだけ安い。
自宅でいながらにして配送までできてしまうのが便利
毎回ヤマトの集荷依頼をしていると、ある時、ヤマトの担当者から「よく集荷依頼されていますが、法人でしょうか?よろしければ法人様向けの案内も次回させていただけたらと思います。」と窓口で言われた。
そんなこともあるんだと思ったが、集荷の担当者がクルクル変わるのでおそらく情報共有がなされていなくて、次の担当者が来た時には、何も言われずに集荷していった。
日本郵便の定形外郵便
日本郵便の定形外郵便では規格外料金が重量によって決まっている。ミーアの現在の重量は梱包全て含めて320g前後なので、ヤマトでの配送よりも日本郵便の定形外郵便の方が安くなることに途中で気づいた。
定形外郵便は集荷依頼ができなく、宛名ラベル印刷必要
ただ、日本郵便の定形外郵便の場合は、ヤマトとは異なり集荷依頼はできなくて(ゆうパックのみWeb集荷対応)、かつ、宛名ラベルを印刷して自ら外箱に貼る必要がある。
宛名ラベルに関しては、Webゆうパックプリントで印字できる。
https://www.post.japanpost.jp/web-yu-packprint
ゆうIDでログインし、「ゆうびん・ゆうメール・ゆうパケットラベル」の項目で「新しく作る」をクリック。
基本情報の商品で「定形外郵便」を選択し、お届け先情報を入力する。
宛名ラベル印刷方法
無事入力を終えると、 出荷予定データ確認画面に移動し、スクロールした最下部に「印字」ボタンがあるので、クリック
すると、宛名ラベルを作成するための用紙を選択する画面に飛ぶ。
対応している宛名ラベル一覧はこちら
多すぎるのだが、自分の場合は、エレコムのEDT-Tl12Rというラベルシールを購入した。
すると、下記のように印字用のデータが表示されるので、PDFダウンロードして印刷する。
ちなみに宛名ラベルはA4 1枚につき12シール印刷できるが、印刷開始位置を選ぶことで、その場所に宛名ラベルが印字される。
プリンターに、宛名ラベル用紙を、挿入方向の向きにセットして印刷するのみ。
印刷された宛名ラベルを外箱に貼り、郵便局に持ち込む。
ヤマトの場合と比較して、1配送あたり500円ほどコスト抑えられるものの、宛名ラベルを自ら印刷して貼り、郵便局に持ち込む手間がある。どちらをとれば良いかは悩ましいところ。
郵便局までは歩いて5分くらいなので、気晴らしかねて外出もありかなと思ったり思わなかったり。
今後の方針
個装箱と外箱を見直して、250g未満にできるか?
ミーア本体(8cm×7cm×4.8cm)に比して、個装箱(15cm×15cm×15cm)の時点ですでに余白がたくさん現状で存在している。その分、緩衝材を多く詰めないといけないので、その費用が若干かかるのと、作業工数もかさんでしまう。
現状、下記の重量になっており、日本郵便の定形外郵便の料金表で行くと、250g以内にまで抑えることができれば、配送料金は510円→350円と、さらに160円やすくなる。
- ミーア本体:100g
- 個装箱:90g
- 外箱:130g
合計320g
次は、この重量をベンチマークにして、本体以外の梱包の重量を250-100=150g未満にできるかどうかを試行錯誤していく。
まとめ
今まで有形商材は使っていなかったので、配送に関しては特に気に留めていなかったが、実際にやってみると考慮すべきことが結構出てきて、リサーチも必要で、勉強になった。
その後、2024/10/1からの郵便料金改定に伴い、梱包を再度見直した記事はこちら