今日は、楽しみにしていた Fostex × DMM.make AKIBA × 乙女電芸部のコラボレーションによる、アクリルスピーカーアンプのワークショップに参加してきた。とても良かった!
https://acrylic-sp.peatix.com/
前回のnoteで記載したのだが、イヤホン型脳波サービスは一旦クローズすることにして、今年1月から、ひょんなご縁から、難聴者向けのスピーカー事業をすることにしたので、スピーカー周りの理解を深めたいと思っていた矢先のドンピシャのワークショップだった。
【脳波】イヤホン型脳波測定デバイスの着想から一旦クローズまで
13:00-18:00の5時間という長丁場のワークショップだったが、手を動かしながら作業系なのか、あっという間に時間が過ぎた。
いきなりスピーカーを作るのではなく、最初にスピーカーの仕組みなど詳しいレクチャーもあり、しかも、実際に部品ごとに分解されたものを見ながら、組み立てたりしたので理解が深まった。
今回は、スピーカーユニットの大手、FosterのFostex事業部の方にご協力いただいているとのことでFostexのスピーカーの構成部品から組み立て。
左から順に
•磁気回路+フレーム
•フィルム
•ボイスコイル+ダンパー
•振動板
•センターキャップ
スピーカーは、コイル+磁石に電気を流し、 その振動を振動版に伝え、空気揺らすことで音を鳴らす仕組みであり、磁気回路の磁石の強さを可視化してみようということで、マグナビュワーというシートを渡された。
黒色のシートの中央が薄く白くなっているのが分かる。この部分が磁界とのこと。磁界を可視化できるなんて想像もしていなかったのでビックリ!やっぱり目に見えると興奮する
さらに、コイル+磁石に電気を流して、振動板に対して力を与える部分になる、フレミングの左手の法則を実験して体感。
ボイスコイルに電流を流すと、上向きの力が働いてボイスコイルが飛び出している。実際に乾電池を繋ぐと、ポッとコイルが飛び出したので、こちらもビックリした。
スピーカーの構成部品を知った後は、接着剤で組み立て。
さらに、振動板、センターキャップを取り付け、ティンセルワイヤーをフォーミングして、スピーカーユニット完成!
普段は完成品でしかスピーカーユニットを購入しないので(そもそもスピーカーユニット単体を購入する機会も少ないと思うが)、その中身の構造を知れたのはとても勉強になった。
次は、スピーカーをアクリル板に取り付ける作業に
まずは、レーザーカッターでアクリル板を切り抜いていく。
ちょうど、昨日、DMM.make AKIBAでレーザーカッティングのライセンストレーニングを受けたのだが、やっぱり、レーザーカットのスピードの速さがすごい。
アクリル板をスピーカーに取り付け。
徐々に仕上がっていく感じが良い。
そして、完成形がこちら!!
ちょっと写真の撮り方が適当だったが、実際はもっとカッコ良い感じ。
次にアンプを作成し、実際にスピーカーに接続。
音が鳴るかな?どうかな?とヒヤヒヤする瞬間だったが、無事に音が流れた!!しかも音質良い!
元のスピーカーユニットが性能が良いので、エンクロージャーが小さくてもしっかり音が出ているのだろう。
アンプを高性能のものに変えて実験すると、聞いてすぐに分かるくらい、さらに音質が良くなった。
スピーカーの原理の座学と、その後に、実際に組み立てるという、座学と実践のハイブリッドのワークショップなので、非常に勉強になったし、何より楽しかった!
高性能のスピーカーユニット2つに、アンプ諸々含めて、かつワークショップ代含めて11,000円は安すぎるのではと逆に心配になるくらいだった。
今後、行うスピーカー事業にも、今回の勉強を活かせそう。
休日にも関わらず、長丁場のワークショップを企画していただいた、Fostex × DMM.make AKIBA × 乙女電芸部の皆様、本当にありがとうございました。
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