方言を話すおしゃべり猫型ロボット『ミーア』をリリースしました(こちらをクリック)

【スピーカー】アクリルスピーカーアンプのワークショップに参加しました。とても勉強になった。

この記事は約4分で読めます。

今日は、楽しみにしていた Fostex × DMM.make AKIBA × 乙女電芸部のコラボレーションによる、アクリルスピーカーアンプのワークショップに参加してきた。とても良かった!

https://acrylic-sp.peatix.com/

前回のnoteで記載したのだが、イヤホン型脳波サービスは一旦クローズすることにして、今年1月から、ひょんなご縁から、難聴者向けのスピーカー事業をすることにしたので、スピーカー周りの理解を深めたいと思っていた矢先のドンピシャのワークショップだった。

【脳波】イヤホン型脳波測定デバイスの着想から一旦クローズまで

13:00-18:00の5時間という長丁場のワークショップだったが、手を動かしながら作業系なのか、あっという間に時間が過ぎた。

いきなりスピーカーを作るのではなく、最初にスピーカーの仕組みなど詳しいレクチャーもあり、しかも、実際に部品ごとに分解されたものを見ながら、組み立てたりしたので理解が深まった。

今回は、スピーカーユニットの大手、FosterのFostex事業部の方にご協力いただいているとのことでFostexのスピーカーの構成部品から組み立て。

左から順に
•磁気回路+フレーム
•フィルム
•ボイスコイル+ダンパー
•振動板
•センターキャップ

スピーカーは、コイル+磁石に電気を流し、 その振動を振動版に伝え、空気揺らすことで音を鳴らす仕組みであり、磁気回路の磁石の強さを可視化してみようということで、マグナビュワーというシートを渡された。

黒色のシートの中央が薄く白くなっているのが分かる。この部分が磁界とのこと。磁界を可視化できるなんて想像もしていなかったのでビックリ!やっぱり目に見えると興奮する

マグナビュワーで磁界を可視化

さらに、コイル+磁石に電気を流して、振動板に対して力を与える部分になる、フレミングの左手の法則を実験して体感。

ボイスコイルに電流を流すと、上向きの力が働いてボイスコイルが飛び出している。実際に乾電池を繋ぐと、ポッとコイルが飛び出したので、こちらもビックリした。

スピーカーの構成部品を知った後は、接着剤で組み立て。

磁気回路+フレームにボイスコイルを接着した状態

さらに、振動板、センターキャップを取り付け、ティンセルワイヤーをフォーミングして、スピーカーユニット完成!

普段は完成品でしかスピーカーユニットを購入しないので(そもそもスピーカーユニット単体を購入する機会も少ないと思うが)、その中身の構造を知れたのはとても勉強になった。

次は、スピーカーをアクリル板に取り付ける作業に

まずは、レーザーカッターでアクリル板を切り抜いていく。
ちょうど、昨日、DMM.make AKIBAでレーザーカッティングのライセンストレーニングを受けたのだが、やっぱり、レーザーカットのスピードの速さがすごい。

アクリル板をスピーカーに取り付け。
徐々に仕上がっていく感じが良い。

ステレオなので2つのスピーカーを作成

そして、完成形がこちら!!
ちょっと写真の撮り方が適当だったが、実際はもっとカッコ良い感じ。

次にアンプを作成し、実際にスピーカーに接続。
音が鳴るかな?どうかな?とヒヤヒヤする瞬間だったが、無事に音が流れた!!しかも音質良い!

元のスピーカーユニットが性能が良いので、エンクロージャーが小さくてもしっかり音が出ているのだろう。

アンプを高性能のものに変えて実験すると、聞いてすぐに分かるくらい、さらに音質が良くなった。

スピーカーの原理の座学と、その後に、実際に組み立てるという、座学と実践のハイブリッドのワークショップなので、非常に勉強になったし、何より楽しかった!

高性能のスピーカーユニット2つに、アンプ諸々含めて、かつワークショップ代含めて11,000円は安すぎるのではと逆に心配になるくらいだった。

今後、行うスピーカー事業にも、今回の勉強を活かせそう。

休日にも関わらず、長丁場のワークショップを企画していただいた、Fostex × DMM.make AKIBA × 乙女電芸部の皆様、本当にありがとうございました。

コメント

タイトルとURLをコピーしました